イタリアの大手アイウエア企業マルコリン(MARCOLIN)のマッシモ・レノン(Massimo Renon)最高経営責任者(CEO)が4月14日付で退任し、ベネトン(BENETTON)のCEOに就任する。マルコリンCEOの後任は明らかにされていない。
マッシモ氏はミラノのボッコーニ大学やニューヨークのコロンビア大学で政治学などを学んだ後、世界最大のアイウエア企業ルックスオティカで2000年から約10年間キャリアを重ね、その後サフィロ、ケリングのアイウエア部門を経てマルコリンに入社し、17年、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)とマルコリンが合弁会社ティリオス(THELIOS)を設立した際、ティリオスのCEOに就任したジョバンニ・ゾッパス(Giovanni Zoppas)前マルコリンCEOの後任となった。
マルコリンは、「トム フォード(TOM FORD)」「エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)」「ディーゼル(DIESEL)」など約30ブランドのアイウエアを手掛けており、18年12月期の売上高は4億8200万ユーロ(約568億円)。日本の販売代理店はヴィジョナイズ。