ファッション

「セシルマクビー」のギャルの系譜を継ぐ 元「小悪魔アゲハ」モデルがジャパンイマジネーションでEC専業ブランド

 ジャパンイマジネーションは、EC専業の新ブランド「ルモアーズ(RUMOR.S)」を2020年春夏にスタートする。ブランドディレクターにはインフルエンサーの関口さくらが就任。ギャル雑誌「小悪魔アゲハ」(現在は休刊)元専属モデルで、インスタグラムでは14万以上のフォロワーを抱えるカリスマギャルだ。3月19日に立ち上げ、26日から販売を開始する。

 ブランド名の「ルモアーズ」は“噂”の意。「なりたい自分を貫いて、皆にあこがれ、噂をされるほど魅力的になりたい」という10~20代前半の女の子に訴求し、「着る人にも見る人にも飽きさせないブランド」(関口)を目指す。

 インスタグラマーである彼女らしさとして、「さまざまなシーンでの“映え”を意識したデザイン」を取り入れた。同社の主力「セシルマクビー(CECIL MCBEE)」はリブランディングで大人しめのガーリーテイストに移行しているが、同ブランドがかつて打ち出していたような、大胆な肌見せや派手なカラーリングを特徴とする。

 前身頃を短くしたへそ出しのトップス(7500円)は、袖にも大胆なボリュームを持たせた特徴的なデザイン。さらにボトムスには、大きくダメージの入ったウオッシュド加工のジーンズ(9750円)を合わせてスパイスを効かせる。明るいオレンジのボディーにポップな書体でブランド名をレタリングしたスエット(7500円)は、男女兼用のオーバーサイズでペアルックも可能だ。

 また、気分次第で身に着けるアイテムもさまざまという関口は、かっちりとしたアイテムも用意。テーラードジャケット(1万1500円)は甘いベージュとピンクのカラー展開で、キャミソール(8400円)やショーツ(8200円)とともにガーリーに楽しめるよう提案する。今後はオリジナルコスメの販売も視野に入れる。

 同社のEC専業ブランドとしては、同じくインフルエンサーの中村麻美をディレクターに立てた「カシェック(CACHEC)」に続く2ブランド目。「カシェック」はブランド立ち上げの19年9月に3500万円を売り上げ、その後も「順調に推移している」(同社広報)という。

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