「WWDビューティ」3月12日号は、活気づくスリープテック市場を特集します。スリープテックとはITなどの技術(テクノロジー)を活用して睡眠状態を知る(計測、記録、分析)こと。特集では“睡眠負債”というキーワードとともに、日本でも少しずつ睡眠の重要性が認知されるようになってきた背景や国内企業の取り組み、海外の注目スリープテック企業&ブランドを紹介します。ニュース面では成長するメンズコスメ市場をピックアップ。求められる売り場作りや商品について解説します。
これまで医療や研究機関で活用されていたスリープテックですが、最近ではスマートフォンや活動量計を活用することで手軽に自分の睡眠状態を知ることができるなど、より身近なものとして進化しています。こうしたウエアラブル端末やクラウドの普及により睡眠データー・エビデンスは劇的に増加。それらのビッグデータを活用した製品やソリューションの開発も活発になってきています。
本特集ではAIモーションマットレスで睡眠市場に参入する美容機器メーカーMTG、パナソニックが老舗寝具メーカーの西川と行う「快眠環境サポートサービス」、フィリップスが手がけるウエアラブルデバイスや、睡眠事業に特化した新会社を設立した予防医学のアンファーを取材。睡眠市場の現状と、その向かう先をリポートします。
ニュース面ではメンズコスメ市場のほか、資生堂が出店攻勢を強める「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)」、初のコンセプトショップを東京・表参道にオープンする「オルビス(ORBIS)」、ヘアサロンが行う新型コロナウイルス対策のほか、採用活動での顔写真や性別記入を不要にしたユニリーバ・ジャパン、5月開業の「ニュウマン横浜」に新業態店をオープンするアルビオン(ALBION)を掲載。
「マイルドクレンジング オイル」の専用工場を新設したファンケル、対面接客なしのデジタルストアをオープンした「シロ(SHIRO)」、サプリをカスタマイズする定額制サービス「フジミ(FUJIMI)」から登場するフェイスマスクのほか、トピックスとして「中国メイク(中華メイク・チャイボーグ)」を紹介。日本の若者を魅力する中国メイクの魅力と正体を探ります。
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PHOTO:OHTA TAKAO