ファッション

王者「ボッテガ・ヴェネタ」に挑む「ロエベ」「ディオール」 ロンドンのバッグトレンド最前線

 前シーズンのロンドン・ファッション・ウィークでは、ダニエル・リー(Daniel Lee)=クリエイティブ・ディレクターによる「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のバッグ愛用者がダントツで多かったが、2月開催の20-21年のオフランウエイではさまざまな対抗馬も登場。次なるトレンドバッグの座をめぐり、あらゆるブランドが来場者を飾った。ロンドンで人気が高かったバッグをご紹介。

とはいえ「ボッテガ ヴェネタ」

 ロンドンでは一時期に比べて勢いが落ち着いたとはいえ、「ボッテガ ヴェネタ」の人気はやっぱり高い。“ザ・ポーチ”の人気は高く、ほかにも“カセット”や新型の“ジョディー”も見られた。クラシックやエレガンスなスタイルにも合うバッグとして、人気はしばらく続きそう。

次期王者を狙う「ロエベ」

 実用性とデザイン性を兼ね備えたバッグとして人気な「ロエベ(LOEWE)」は、今季のロンドンで多く見かけた。特に、会期の数週間前に発売となった新型“バルーン”を早くも取り入れるロンドン女子が多数。「ロエベ」のアイコニックなバッグとして今後注目を集めそうだ。

大穴は「ディオール」や
英国ブランドか

 アクセサリー感覚で持つデコラティブなミニサイズのバッグが一時ブームとなったが、クラシックなスタイルが台頭した影響もあってか、装飾は少なめの実用的なミドルサイズが復活しているようだ。特徴としては、ジオメタリックで構築的なフォームである点。「ディオール(DIOR)」「セリーヌ(CELINE)」といったラグジュアリーブランドのほかに、英国発「ワドラー(WADDLER)」やLA発「スタウド(STAUD)」なども見られた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。