2020-21年秋冬パリ・ファッション・ウイークが2月24日~3月3日に開催された。ニューヨーク、ロンドン、ミラノに続くパリでは会期中に雨の降る日もあったが、連日おしゃれなファッショニスタたちでパリの街が彩られた。
今季のパリではビッグシルエットがトレンドのようだ。肩や袖にボリュームのあるオーバーサイズのデザインはコートやジャケット、トップスなどさまざまなアイテムに取り入れられており、フリルやファーなどをあしらった大きなシルエットのファッションを楽しむ人も多かった。ボリュームのある特徴的なブラウスやドレスの袖をコートからのぞかせたスタイルも印象的で、中には長靴までビッグという上級者の姿も。
また、大胆な柄やフリンジを長く垂らしたドレス、全身にチュールをあしらったデザインの衣服などでランウエイさながらのスタイルの来場者たちも人目を引いていた。青やピンクに染めたヘアスタイルや、ラインストーンを施したアイメイクなどで周囲との差を見せつける人も多かった。
現在新型コロナウイルスが世界的に広がっていることもあり、マスク姿の来場者たちも見られた。オールブラックのコーデに合わせて黒いマスクを着けた人や、「シャネル(CHANEL)」の会場でカメリアをデコレーションしたマスクを着用する人、また日本からは秋元梢が洋服と同じ柄のマスクを着用し、発色のよい赤いコートを身にまとったスタイリッシュなコーディネートを見せていた。