ビームスが運営するメンズ・ウィメンズのレーベル“ビームス ライツ(BEAMS LIGHTS)”はこの春、リブランディングを実施した。新ディレクターには村口良が就任し、“手の届くラグジュアリー”をキーワードにより上質な大人のカジュアルウエアを提案する。リニューアルしたロゴとビジュアルを公開し、現在特別サイトをオープンしている。価格帯はワンピースが1万〜2万円。
“ビームス ライツ”は2007年にスタート。発足から13年経ち、数多くのレーベルを持つビームスの中での立ち位置をより明確にするため、リブランディンングに至った。発足時から大切にする旅のカテゴリーを続けながら、「日常も旅も自分らしくおしゃれに過ごしたい」という人に向け、品がありつつどこか色気もある大人を理想像として掲げる。
日常でまとうカジュアルウエアをそろえる“HOME”、アクティブに遊びたいときや旅行で快適に過ごすアイテムをそろえる“PLAY”、土地ごとの文化や風土を投影させた洋服や小物をそろえる“AWAY”の3つのラインアップを主軸に、オリジナルアイテムとセレクトアイテムを展開する。特徴的なのは“HOME”の中のエッセンシャルラインで、日本での生産にこだわった上質な定番アイテムを用意する。高級生地メーカー「トーマス メイソン(THOMAS MASON)」の生地を使用し、ディテールにこだわったシャツが1万6800円程度。
新ディレクターの村口はこれまでショップ店員、ショップマネジャー、エリアマネジャーを務め、ビームスで20年のキャリアを持つ。ファッションや旅、食事など自身の目指す心地よいライフスタイルを実践していることから、レーベルが目指す理想像を体現する人物として起用された。椅子を買いにデンマークへ、インディアンジュエリーを買いにニューメキシコへ出かけるなど、土地の空気を感じて知った上で物を買いたいというこだわりはビームス社員の中でも群を抜いているという。村口の徹底したこだわりや本物を知ることで培った感性を軸に、“ビームス ライツ”を新たなレーベルとして提案していく。