ファッション

「ザ・ノース・フェイス」の立役者、渡辺ゴールドウイン次期社長の“10年構想” 

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 ゴールドウインは、渡辺貴生副社長が4月1日付で社長に就任する。同社は1951年の創業以来、2代・70年近くにわたって創業家が社長に就いていた。創業家以外の社長就任は渡辺氏が初となる。2020年3月期連結決算で売上高が前期比14.2%増の970億円と、10期連続で増収見通しなどアパレル業界の中でも好調ぶりを見せる同社を、渡辺氏はどう率いていくのか。「ようやくスタートラインに立った」と語る“10年構想”とは?(この記事はWWDジャパン2020年3月16日号からの抜粋です)

WWDジャパン(以下、WWD):社長の打診はいつ?

渡辺貴生・取締役副社長執行役員(以下、渡辺):1月の指命報酬委員会で指名され、翌日西田(明男社長)から1対1で「次はお前だ」と突然言われた。最初はためらったが、話を聞いてその場で引き受ける決断をした。

WWD:就任後の当面のミッションは?

渡辺:大きくは、当社の理念でもある“スポーツのある豊かな暮らしを築き上げること”があるが、ゴールドウインという会社とブランドを世界の中で明確に位置付けていく。

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