ファッション

英「マルベリー」デザイナーのジョニー・コカが退任

 英国ブランド「マルベリー(MULBERRY)」は、クリエイティブ・ディレクターのジョニー・コカ(Johnny Coca)の退任を発表した。コカが手掛ける最後のコレクションは2021年春夏コレクションとなる。ブランドは現在、後任デザイナーを探している。

 コカはセビリア生まれのスペイン人。「バリー(BALLY)」や「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」でアクセサリーデザインを手掛けた後、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が率いた「セリーヌ(CELINE)」でアクセサリーのデザイン・ディレクターとして経験を積んだ。15年に「マルベリー」のクリエイティブ・ディレクターに抜てきされ、5年間ブランドのデザインを手掛けた。主力のレザーグッズ以外にオンワードラグジュアリーグループとのライセンス契約によるウエアコレクションやシューズ、アイウエア、ジュエリーなどを発表し、商品幅を拡充した。

 ティエリー・アンドレッタ(Thierry Andretta)=マルベリー最高経営責任者(CEO)はコカについて「クリエイティブな視点で『マルベリー』をラグジュアリー・ライフスタイルブランドとして発展させ、国際的な戦略を実現することができた」と評価。また21年には「マルベリー」が創業50周年を迎えるにあたり、「今後も国際的なラグジュアリーブランドとしての成長戦略にフォーカスしていく。社内の強力なチームで革新的な商品を発信し、D2Cモデルの強化に取り組んでいく」と語っている。

MULBERRY x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。