デニムウエアの生産は環境負荷が高いと指摘されることが多く、さまざまな企業が環境負荷の軽減に取り組んでいる。デニムの染色加工技術で一目置かれている坂本デニムもその一社で、同社は約2年前に高温水も薬剤も使わない独自の染色法を開発した。エドウィンが19年9月に刷新した定番“503”にもその技術が用いられている。(この記事はWWDジャパン2020年3月23日号からの抜粋です)
坂本デニムがエコ染色の開発に本格的に乗り出したのはオーガニックコットン製のデニムが増えてきた2011年。「環境に優しい素材を用いても、染色の工程で必ず薬品まみれになる。染色においても環境に配慮した方法でできないかと考えた」と坂本量一社長は振り返る。また「薬品や重油の価格の高騰にも拍車がかかっていた」ことも背中を押した。
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