ファッション

手持ち服をAIが自動コーデする「クローゼット」がジンズとトレファクから2億円の資金調達 

 タンス在庫の着回し提案サービス「クローゼット(XZ)」を運営するスタンディングオベーションはこのほど、ジンズホールディングスとトレジャー・ファクトリーから総額2億円の資金調達を行った。「クローゼット」を運営するスタンディングオベーションは博報堂出身の荻田芳宏氏が2014年にスタートした注目のファッションテック企業。これまで、アイスタイルや繊維商社の豊島のCVC、世界的なデザインコンサルティング企業アイディオ(IDEO)系列のファンドD4Vなどから出資を受けており、今回の資金調達で総額は5億5000万円になる。

 ユーザーが手持ちの服やコーディネートをシェアすると、AIが自動でコーディネートを提案してくれる。ユーザーの膨大な手持ちの服=タンス在庫をデータ化することで、世界に類を見ない“オンライン・クローゼット”を実現している。手持ち服の登録データは1700万点、アプリは110万ダウンロードを突破している。今回調達した資金は開発体制の強化やAI機能の向上、法人向けのSaaSエンジンの開発などに投じる。

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