通常であればイベントの多いこの時期はヘアサロンも繁忙期であるはずだが、現在世間を脅かしている新型コロナウイルスの影響により、集客に苦労しているサロンも多い。そんな中、ヘアサロン「ステアケース(STAIR:CASE)」の取り組みが話題となっている。
スタッフ全員マスク着用での営業、お客用の除菌液の設置、空間洗浄液の設置、1時間ごとの椅子やテーブルの除菌など基本的な取り組みはもちろん、現在はトイレットペーパーや弱酸性次亜塩素酸ナトリウムの100mLボトルの無料配布も行っている。また待ち時間に提供するドリンクメニューの中に、「少しでも気分が晴れるように」という気持ちを込めてシャンパンのメニューも追加したという。
「外出自体が“不謹慎”といわれている現在、“集客”という行動は社会に反しているようにも思えるが、こんな環境下で足を運んでくれるお客さまは『髪をきれいにして少しでも気分を変えたい』と期待を持って来店してくれる。こんなときだからこそより一層、お客さま一人一人への満足度の高いサービスの提供と思いやりのある対応を心掛けて営業を行っていきたい。ヘアケアで気分転換したい方、トイレットペーパーや除菌アイテムが必要な方は『ステアケース』までお越しください」と広報担当は話す。ちなみに同サロンは、3月28・29日は10~17時までで短縮営業を行う予定だ。