ディー・エヌ・エー(DeNA)は、デザイナーの佐藤オオキ氏が率いるネンドと動く遊具「コーエンカー(COEN CAR)」を共同開発した。現在、開催中のイベンド「東京クリエイティブサロン」の代官山会場で31日まで展示している。
コーエンカーはDeNAが推進する自動運転の技術に、ネンドのデザイン性を合わせた実験的プロジェクト。単なる移動手段ではないクルマと人間との関係性を作るため、公園の遊具の感覚で子供たちが楽しめるクルマを開発した。滑り台やジャングルジム、トランポリン、ミニ鉄道などの遊具の機能をクルマに置き換えた。それぞれのクルマの動作が組み合わさることで、新しい遊び方を提案する。
佐藤オオキ氏は「自動運転の技術を単にAからBへの移動手段ではなく、人間が介在して楽しめるものにしたい」と開発の狙いを話す。DeNAの小林篤・常務執行役員CTO兼システム本部長も「子供たちに安全に遊んでもらい、自動運転やAI(人工知能)を身近に体験してほしい」と述べる。