リメイクブランド「レディメイド(READYMADE)」の細川雄太デザイナーとアーティストのカリ・ソーンヒル・デウィット(Cali Thornhill DeWitt)がタッグを組み、新ブランド「セント マイケル(SAINT MICHAEL)」をスタートする。フランス・パリのショールームで1月に発表したのを皮切りに、2020-21年秋冬シーズンから国内外での本格展開をはじめる。
ファーストコレクションは、フーディーとスエットプルオーバー、Tシャツの3型が中心。全てのアイテムを特殊ミシンによるフラットシーマで縫製し、綿糸の30番手という上質な糸を使用して滑らかな仕上がりと快適な着心地にこだわった。丸胴ボディや手作業による加工、ドラム式の大型タンブラーで乾燥仕上げを施すなど、ビンテージを忠実に再現している。色褪せしにくい特殊なプリント手法や染料を使う一方、着たり洗ったりすることで、生地の毛羽立ちやプリントのひび割れが生じる仕様だ。ほかにも「ディッキーズ(DICKIES)」や「ショット(SCHOTT)」とのコラボレーションアイテムもラインアップする。
デウィットは1973年カナダ生まれ。LAを拠点にしながら、フォトグラファーやグラフィックデザイナー、ファッションデザイナーなどとして活動するほか、レコードレーベルも主宰する。カニエ・ウェスト(Kanye West)のツアーグッズを手掛け、近年では「レディメイド」や「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)らとコラボレーションしている。