※この記事は2019年10月9日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
男だけど生理を考えた一週間
生理。さぁ、皆さんもご一緒に。生理。
こんな風に呼びかけずにはいられない程、先週末から今週にかけては生理に関するコンテンツが「WWD JAPAN.com」および他メディアを駆け巡りました。ハヤカワ五味さんによる生理用品を販売するEC連動型LINEについては、ご本人のリツイートも手伝い、月曜午前の公開直後から高パフォーマンス。「ハフポスト(HUFFPOST)」が掲載した、「シュプール(SPUR)」(集英社刊)の30周年企画の1つ、渋谷でのナプキン無料配布の記事は、悔しいけれどそれ以上にSNSで大きな反響を得ていたように思います。五十嵐編集長のインタビューは、必読です(他媒体ですがw)。
心は男性の方、生理がものすご〜くツラい方には、こんな言葉目にも耳にもしたくないのかもしれませんが(今回のお手紙の書き出しも、嫌悪感を抱かせてしまったかもしれません)、「話したいときに話せる」環境を作り、周囲に理解してもらえる「きっかけ」を作ることの大切さを改めて実感します。実際、弊社のアクティビスト女子によるハヤカワさん取材の中で「ムーンパンツ」なる存在を恥ずかしながら初めて知りました。
早速、スマホで「ムーンパンツ」を検索。見た目は比較的ありふれたショーツですが、ポイントは自宅で洗えるところなのでしょう。サステイナブルが叫ばれる時代、「コットン100%のナプキンなどを使い捨てるなら、ムーンパンツを」という方は増えていくかもしれません。なるほど、今更ダイバーシティー(多様性)をアピるべくプラスサイズモデルを起用し始めた「ヴィクトリアズ・シークレット」より、よっぽど“今っぽい”ですね。
生理用品のCMが発してきた「多い日も安心」や「横モレガード」なんて言葉から、「多い日があるのか」とか「横から漏れるのか」と学習してきたつもりでしたが、新たな学びのシャワーを浴び、心地良ささえ味わいました。やはり「知る」って、大事なことですね。「ハフポスト」の記事の中で「シュプール」の五十嵐編集長は、「知識を身につければ、自分で、ものを考えられる」と諭しています。改めて、実感なのです。
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