ビジネス

リモートワーク時代のキャリア服 エディターズレターバックナンバー

※この記事は2019年12月9日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

リモートワーク時代のキャリア服

 忘年会真っ盛り。いろんな方と、いろんな話をしておりますと、リモートワークがだいぶ広がってきた印象です。「月に4回までOK」とか「シェアオフィスへの入室が出社扱いになった」など、さまざまですね。

  来年は、もっと自由な働き方が広がるでしょう。そこで、うすーく不安になるのです。「キャリア服、もういらないかも?」と。だって会社に行かないから、上司や同僚、部下の目は気にならない。シェアオフィスでOKならスーツである必要はありません。そうなると、今のキャリア服は、登板回数が週5から減ってしまうのは確実。さぁ、大手アパレルの皆さんどうしましょう?

 下の関連記事では、ITレディのAZUが、「これから欲しい洋服」を想像しています。僕も彼女に倣って想像してみると、「素材感重視のワンマイルウエア」「ちょっとだけデコラティブな胸元ブラウス」とかは、ヒットするのではないか?と。「在宅ワークでも、パジャマよりはちゃんとしなくちゃって思ってる」「テレカンがあるから、バストアップは手が抜けない」そんな事情を踏まえると、イケそうな気がするのです。そういえばちょっと前、資生堂はオンライン会議の時に肌を補正してくれるアプリをローンチしておりました。

 なんてリモートワークではない働き方の男子が想像してみました(笑)。新しい働き方、それに伴う洋服のニーズを理解するには、自分がその働き方を実践してみる必要がありますね。その過程で、組織自体も磨かれるんじゃないかな?そんな風に思っています。反対に実践しないと、婦人服、もっとヤバくなっちゃうかもしれませんね。

 キャッシュレスに伴う革小物戦線の変化よろしく、キャリア服市場も変わるのか?来年、注視したいと思います。

SOCIAL & INFLUENTIAL:社会情勢によって変化するファッション&ビューティ業界を見つめます。インクルージョン(包摂性)&ダイバーシティー(多様性)な時代のファッション&ビューティから、社会に届けたい業界人のオピニオンまで。ジャーナリズムを重んじる「WWD JAPAN.com」ならではのメルマガです。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。