花王は4月22日、初めて北米市場をターゲットにしたブランド「マイキレイ バイ カオウ(MYKIREI BY KAO)」をアマゾン限定で発売する。サステナブルでエシカルな理念に基づき、ミニマリズムと日本文化からインスパイアされたパーソナルケア製品をそろえる。北米市場における花王の認知度をあげる狙いだ。
第1段製品はシャンプー、コンディショナー、ハンドウオッシュで、価格帯は18ドル(約1940円)。製品は従来のパーソナルケア製品よりも50%少ない量のプラスチックを使用し、処方も95%生分解性になっている。柚子や米、椿など日本に縁のある原材料を多く使用している。
花王は米「WWD」が毎年発表している世界のビューティ企業の売り上げランキングにおいて、2018年度は10位にランクイン。「ジャーゲンズ(JERGENS)」「ビオレ(BIORE)」「キュレル(CUREL)」「ジョン フリーダ(JOHN FRIEDA)」「モルトン ブラウン(MOLTON BROWN)」「ゴールドウェル(GOLDWELL)」「オリベ(ORIBE)」などのグローバルブランドを多く擁するが、北米市場におけるまだ認知度は低いという。
なお、20年10〜12月期には北米市場向けのブランドをさらにデビューする予定だ。