「WWDビューティ」4月9日号は、2020-21年秋冬東京コレクションビューティトレンド特集です。世界中で感染拡大している新型コロナウイルスの影響により、3月16~21日に開催予定だった2020-21年秋冬の「楽天 ファッションウィーク 東京(RFWT)」は中止。それを受け、さまざまな対応に追われ大幅な変更を強いられながらも、コレクションを発表したブランドが多くありました。今特集ではそれらブランドの取り組みと、トレンドを取り入れつつ高いクリエイティビティーが発揮された多彩なヘアメイクをお伝えします。ニュース面では、海外を中心に日本でも注目を集めているドライシャンプー市場を紹介しています。
今回の東コレは厳しい状況のなか、無観客ショーやライブ配信を行うなどSNSを活用した見せ方が多く目立ちました。その中でも「ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATIENTS)」はアイドルのBiSH、BiS、豆柴の大群のライブを生配信し、それぞれに“X JAPAN”“KISS”“アイドル”というテーマでヘアメイクを行いました。そのほか、ロンドンバスに乗って夜遊びに出かける設定の“夜遊びメイク”を披露した「ミントデザインズ(MINTDESIGNS)」や、「ボディソング(BODYSONG.)」「ザ・リラクス(THE RERACS)」「ステア(STAIR)」など、全12ブランドのヘアメイクを一挙に紹介します。
そのほか、今年2月に亡くなったモードファッションにおけるヘア&メイクの第一人者、加茂克也ヘアメイクアップアーティストに対する追悼として、過去の東京コレクションの作品を「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦デザイナーらのコメントと共に振り返っています。
ニュース面では日本でも拡大するドライシャンプー市場のほか、人気美容師の内田聡一郎と浦さやかがタッグを組み誕生したヘアサロン「クク(QUQU)」をオープンした背景、花王の「アルブラン(ALBLANC)」がリステージを図った狙い、「ランコム(LANCOME)」が4月17日に発売する新リップの詳細、そして創業40周年を迎えたファンケルがリニューアルした「アンドミライ(AND MIRAI)」「年代別サプリ」なども取り上げています。
COVER CREDIT
PHOTO:KOJI HIRANO,Japan Fashion Week Organization
<訂正>「WWDビューティ」4月9日号p.3のメモ欄で、日本ロレアル・ランコムのスー・ジョン新事業部長の前職「グローバルマネージャー」は誤りで、正しくは「ジェネラル マネジャー」でした。