ビジネス

ケリングと傘下ブランドが米医療従事者支援のために100万ドルを寄付

 「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」を擁するケリング(KERING)は7日、米国における新型コロナウイルスの感染拡大の深刻な状況を受けて、アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention以下、CDC)と連携し、医療従事者の需要に応えるため医療防護服やその他の重要物資を提供する。すでに「サンローラン」と「バレンシアガ」の工場ではマスクの、「グッチ」の工場では医療防護服とマスクの生産が始まっているという。

 また、ケリングおよびそのグループブランドは、CDCに100万ドル(約1億800万円)を寄付する。米国で特に感染拡大が深刻なニューヨーク、ニュージャージー、カリフォルニア、フロリダなどの州に加え、ラテンアメリカ各国の現場で取り組む医療従事者を支援するのが目的だ。

 CDCは、官民を通じて救命活動を拡大するために米連邦議会が設立した独立系非営利団体。CDCの“緊急対応基金”では、優先すべき案件に対処するためにリソースを柔軟に活用することが可能だという

 またパンデミックの影響を受けたアメリカのファッション業界を支援するため、ケリングは、CFDA/ヴォーグ・ファッション基金( CFDA/Vogue Fashion Fund)が1日に立ち上げた基金「ア・コモン・スレッド(A Common Thread)」と、黒人デザイナーのカービー・ジーン・レイモンド(Kerby Jean-Raymond)が設立した団体「Your Friends in New YorkWant to Help.」も支援する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

メンズ32ブランドの猛暑に負けない推しスタイル 2025年春夏メンズ・リアルトレンド

「WWDJAPAN」12月16日号は、2025年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。近年は異常な暑さが続いており、今年の夏は観測史上最も暑い夏になりました。ファッション界への影響も大きく、春夏シーズンはいかに清涼感のあるスタイルを提案するかが大切になります。そこで、セレクト各社やアパレルメーカーの展示会取材、アンケートを通して全32ブランドの推しのスタイルを調査し、メンズのリアルな傾…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。