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ユニクロが挑む“デスティネーションストア” 横浜、原宿、銀座店を佐藤可士和がディレクション

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 「ユニクロ」は4〜5月にかけて、“戦略3店舗”を横浜、原宿、銀座にオープンする。 ユニクロ日本を率いる赤井田真希最高経営責任者が「“LifeWear”や“MADE FOR ALL(あらゆる人のための服)”など、ブランドのビジョンを具現化し伝えていく重要な役割を持つ」と語るこの3店舗の総合エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターを務めるのは、佐藤可士和サムライ代表だ。「ユニクロ」の狙いや、それを昇華させる佐藤のアプローチ方法を探る。(この記事はWWDジャパン2020年4月6日号からの抜粋です)

 佐藤は2006年に「ユニクロ」の世界戦略におけるクリエイティブ・ディレクターに就任。ニューヨーク・ソーホー、ロンドン、パリ、上海、心斎橋、銀座、NY五番街など都心の一等地にグローバル旗艦店を出店する際に重要な役割を担ってきた。さらに、「ビックロ」や吉祥寺店などの“グローバル繁盛店”、貴金属工場跡をリノベーションしたパリのマレ店などもディレクションしてきた。

 一方で、「地方や郊外などでもわざわざ行きたくなる店を作りたいと、何年も前から“デスティネーションストア”構想を柳井正ファーストリテイリング会長兼社長らと練ってきた」と振り返る。デスティネーションとは目的地のことで、デスティネーションストアとは、“その店だけを目的に来店する店”、つまりは、わざわざ買い物に行こう思わせる“選ばれる店”と言える。

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