資生堂は、富山県富山市にある商業施設「ファボーレ」の化粧品販売店「Kコスメ・ボーテ」に勤務する40代の美容部員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同部員は3月30日まで勤務していたが、同日夜に咳や発熱の症状が現れ、31日も発熱が続いたため医療機関を受診。風邪と診断され自宅療養していたが回復が見られないため、4月2日に保健所へ連絡し、別の医療機関を受診して自宅で療養していた。その後、別の医療機関を受診して肺炎と診断され、9日にPCR検査を受けて11日に陽性と判明した。濃厚接触者は確認中で、「ファボーレ」は消毒のため12日は休業した。
資生堂では、緊急事態宣言を受け、対象の7都府県で働いている美容部員約6000人を5月6日まで在宅勤務にしている。富山県は発令されていない。現在も対象外地域の店舗への派遣は行なっているが、独自で緊急事態宣言を発令している地域については、得意先と相談しながら在宅勤務にするかを対応していくという。