ビジネス

タキヒヨーが新型コロナの影響とウィメンズ不振で営業赤字

 繊維商社のタキヒヨーの2020年2月期は売上高が前期比7.0%減の602億円、営業損益は1億300万円の赤字(前期は1億100万円の黒字)、経常利益は同99.3%減の100万円だった。

 記録的な日照不足や暖冬などの天候要因や、取引先に「引き付け型発注」(店頭の実需動向から発注時期を慎重に見極める)の傾向が強くなったことで年間を通して苦戦を強いられたことに加え、1月下旬以降の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、取り扱い商品の大半を占める中国の生産協力工場の操業停止の影響により春物や初夏物商品に納期遅延が発生したことが影響した。減収額のうち7億4000万円は新型コロナウイルスの影響だという。

 事業別では、アパレル・テキスタイル関連は主力のウィメンズアパレル卸売の減収に伴い、売上高は同8.0%減の538億円となった。

 21年2月期の売上高は前期比0.5%減の600億円、営業利益1億円、経常利益2億円を見込んでいる。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。