ファッション

松屋の営業利益が半減 20年2月期で訪日客現象が響く

 松屋の2020年2月期業績は、本業のもうけを示す営業利益が前期比47.7%減の9億6300万円だった。主力の銀座本店で1月以降、新型コロナウイルスの感染拡大で訪日客が減ったことが響いた。消費増税や暖冬で衣料品の販売も伸び悩んだ。

 売上高は同2.9%減の898億円で3期ぶりの減収だった。単体の商品別売上高では衣料品が同4.5%減。コートなど利幅の大きい防寒着で値引きが拡大したため、粗利益率が悪化した。純利益は同37.7%減の8億5600万円だった。

 新型コロナの影響の見通しが立たないため、21年2月期の業績予想は見送った。

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