アシックス(ASICS)は4月15日、再生紙を利用した環境配慮型のシューズボックスを2020年夏から全世界を対象に導入していくことを発表した。対象は一部を除く「アシックス」ブランドで、今後は「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」「ホグロフス(HOGLOFS)」を含む同社の全てのシューズを対象に検討していく。
今回導入するシューズボックスには100%再生紙を使用。インクは水性インクで、従来と比較して約半分の使用量に抑えた。これにより二酸化炭素(CO2)の排出量が年間で約1200トン削減できる見込みだ。
同社は2030年に向けたCO2排出量削減目標として、サプライチェーンにおける製品あたりのCO2排出量を15年比55%削減を目指す。シューズボックスの切り替えのほか、30年までにシューズアッパーとウエアに使用するポリエステル材を100%再生ポリエステルに切り替えるなどの取り組みを行っていく。