新型コロナウイルス感染拡大とその経済への影響を理由に、ケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、4月から年末まで報酬の25%をカットすると発表した。
また、ピノー会長兼CEOの右腕を長年務めてきたジャン・フランソワ・パル(Jean-Francois Palus)=マネジング・ディレクターも年俸の一部を返上する。
現在の危機的状況でファッション業界の経営者たちは団結の意思を示さなければというプレッシャーにさらされている。従業員と経営陣の深い格差に焦点が集まり、多くの企業が経営幹部の給与カットに踏み切っている。
ピノー会長兼CEOの年俸は、今年は96万ユーロ(約1億1300万円)に下がる。