アイウエアのセレクトショップ、グローブスペックス(GLOBE SPECS)京都店が、アメリカ・ニューヨークの国際眼鏡展「ビジョン エキスポ(VISION EXPO)」主催の第3回「オプティマム・リテール・アワード(OPTImum RETAIL AWARD)」で、世界トップ5のアイウエアショップに贈られるファイナリスト賞を受賞した。
「オプティマム・リテール・アワード」は、世界中のアイウエアショップの中から優秀な店舗を選定・審査し、トップ5のファイナリストと最優秀店に対してアワードを授与するというもの。グローブスペックス京都店はオープン前だが、店舗の画像やコンセプト、岡田哲哉代表の思いなどを送り、審査が行われた。店舗の理念とコンセプト、それを表現した店舗デザインやサービス、また一般ユーザーに対して感動や楽しさを与えているかどうかが審査の基準となる。審査員は、アメリカの有力オプトメトリスト(眼鏡やコンタクトレンズを扱うアイケアのスペシャリスト)、アメリカファッション協議会(CFDA)のメンバーでもあるアイウエアデザイナーのクリスチャン・ロス(Christian Roth)、アメリカの眼鏡業界誌「20/20」の編集長らが務め、「ビジョン エキスポ」のサイト上で行われた一般投票の結果と総合して選出された。
ファイナリストに選ばれたのはグローブスペックス京都店のほか、アメリカ・ロサンゼルスのゴゴシャ オプティック(GOGOSHA OPTIQUE)、同オクラホマのブラック オプティック(BLACK OPTIQUE)、カナダのジー イズ フォー グラッシーズ(G IS FOR GLASSES)、イギリスのジ アイ プレイス(THE EYE PLACE)の5店。最優秀店はゴゴシャオプティックが選ばれた。
授賞式は3月の「ビジョン エキスポ」で行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となったため、4月7日にオンラインで発表し、その後トロフィーが受賞者に送付された。授賞式は、9月にラスベガスで行われる「ビジョン エキスポ」で実施される予定だ。
岡田代表は「京都店のコンセプトや店作りを進めていく上で、はじめから世界で通用する店、認められる店を目指していました。私自身が眼鏡店だけでなく、ファッションの店、レストラン、美術館、アンティークショップからのみの市まで、世界中のさまざまな素晴らしい施設や場所から刺激やインスピレーションを受け、それをベースとして店作りの計画やデザインを行っているので、必然的に多彩な魅力が詰まっていることが、海外の人たちから見ても価値を感じていただけているのではないかと思います。国内外でアイウエアやファッションの業界のデザイナー、ショップオーナーなどとのネットワークがあり、商品構成や店作りにおいて情報、モノ、インスピレーションなどのグローバルな視点が強みになっています」と語った。
グローブスペックスはイタリア・ミラノの 国際眼鏡展「ミド(MIDO)」で2017年に代官山店が、18年には渋谷店が世界の優秀なアイウエアショップとして表彰された。
新型コロナウイルスの影響で延期となったグローブスペックス京都店のオープン日は、5月21日となった。