ファッション

デニム世界最大手イスコの世界初のコンプレッションジーンズ

 デニム生地世界最大手のトルコ企業であるイスコ(ISKO)が、2019年1月に発表したコンプレッション機能を持つ世界初の織物“イスコ・バイタル(ISKO VITAL)”を初めて製品化する。日本のジーンズメーカー、ビッグジョン(岡山県、清水剛社長)のウィメンズブランド「ブラッパーズ(BRAPPERS)」とタッグを組み、“ブラッパーズ・パワード・バイ・イスコ・バイタル(BRAPPERS POWERED BY ISKO VITAL)”を5月からビックジョン各店および公式EC、ジーンズ専門店や百貨店で順次発売する。価格は1万2000円。

 “イスコ・バイタル”最大の特徴は、織物であることだ。ファティ・コヌコグル(Fatih Konukoglu)=イスコ最高経営責任者は、「これまでコンプレッションウエアのほとんどはニットだったが、織物の方がニットよりも最大で4倍長く形状を維持でき、またズレにくい。圧力を掛けることで血流を促し、多くのメリットを着用者に提供できる。耐久性も高く、繰り返し着用しても劣化しにくい」と話す。

 “イスコ・バイタル”に用いられる技術は、体内のポンプ機能をサポートするコンプレッション分野における実践的研究機関であるドイツのホーヘンシュタイン研究所で検証され、品質規格“RAL”の基準をクリア。さらにアメリカ食品医薬品局においてウエルネス製品として認可されている。

 イスコのプレス担当者は、「リモートワークなど“おうち時間”を過ごす人が増えている中で、“ブラッパーズ・パワード・バイ・イスコ・バイタル”をポジティブな選択肢の一つとしてしてほしい」と話し、同商品を継続的に着用することで体に穏やかな圧力が加わり「下半身のシェープ」「疲労感や足のむくみの軽減」「動きやすさや快適さのサポート」などの効果が期待できるという。

 イスコは年間3億メートルの生産能力を持つ世界最大のデニム生地メーカーで、35カ国にオフィスを構える。建設、金融、エネルギー開発などを手掛けるトルコのコングロマリット、サンコ グループ(SANKO GROUP)のテキスタイル部門サンコ テキスタイル(SANKO TEKSTIL)に属する。一方の「ブラッパーズ」は1987年にビッグジョンがスタートさせた日本のウィメンズジーンズブランド。2003年に発売した“新美脚ジーンズ”が60万本を超えるヒットを記録した。

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