ファッション

海外スナップ誌「ストリート」がアーカイブを初の電子化 「フルーツ」も復活に向け始動

 青木正一が手掛ける海外ストリートファッション誌「ストリート(STREET)」が、創刊号から100号までのアーカイブを電子書籍化した。1985〜97年のロンドン・コレクションやパリ・コレクションのストリートスナップが収められている。それぞれ36ページで、10号セットは3000円(税込、以下同)〜、全巻セットは3万円。電子書籍は編集室で保管する誌面をスキャンして制作したため、折れたり変色したりしている箇所がある。この期間の実物が全巻そろっているのは、文化学園の図書館とニューヨークのメトロポリタン美術館の資料室のみだ。

 また青木は、2017年に廃刊となった原宿のストリートスナップ誌「フルーツ(FRUiTS)」を復活させることを発表した。具体的な日程は未定だが、復活に向けた資金を募るためドッグタグを2000円で販売している。蛍光ピンクのアクリルにレーザーでロゴとシリアルナンバーを刻印した。イーロン・マスク(Elon Musk)が資金調達のためにロゴ付きの帽子を売ったプロジェクト「イニシャル・ハット・オファリング」にオマージュを捧げている。

 「ストリート」の電子版とドッグタグはどちらも「ストリート」オンラインストアで取り扱うほか、海外向けにインターナショナルショップでも販売する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。