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「キャス キッドソン」日本法人が破産 新型コロナが打撃に

 英ブランド「キャス キッドソン(CATH KIDSTON)」の日本法人キャスキッドソンジャパン(東京、ジェニー・ユウコ・ワカナ社長)は22日、東京地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は債権者約400人に対して約60億円。新型コロナウイルスの影響で事業の見通しが立たなくなり、今回の措置に至った。

 同ブランドの日本事業は2010年までユナイテッドアローズが手掛け、11年からはサンエー・インターナショナルが引き継いだ。しかしサンエー・インターナショナルは親会社であるTSIホールディングスの不採算事業の見直しによって同事業から15年8月に撤退。以降は英国キャス キッドソン本社が全額出資するキャスキッドソンジャパンが事業を継承していた。

 「キャス キッドソン」は花柄プリントのファッションアイテムやホームファニチャーで知られるライフスタイルブランド。日本では百貨店やショッピングセンターで44店舗を運営していたほか、ECでも販売されていた。

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