ファッション専門学校のエスモードジャポンは5月9日に、オンラインによる学校説明会とサステナブルファッションセミナーを行う。サステナビリティを以前から授業に取り入れているパリ本校から、今春エスモードジャポンのアートディレクターに就任したグレゴリー・ラモー(Gregory Lamaud)とルイ・ジェリンLouis Gerin)の2人が講義する。ラモーとジェリンは共に1992年生まれ。エスモードパリ本校卒業後、2004年にメンズブランド「レ ギャルソン パり(LES GARCONS PARIS)」をスタート。「シャンタル トーマス(CHANTAL THOMAS)」が約10年間サポートし、パリに旗艦店をオープンした。09年にトレンド予測、ブランディング、商品開発、店装などのコンサルティングを行う2G2Lファッションデザイン&コンサルティングを設立した。
2人はエスモードジャポンへの着任に際し、「われわれは、マジックを起こすためにやってきました。最も重要なのは、学生のパーソナリティーです。それぞれがパッションを持ち、トレンドやカルチャーに関心を寄せながら、サステナビリティをはじめ社会をよくするためにデザイナーが何をすべきか問いかける。これらを学ぶ雰囲気や精神性を育みたいと思います」と抱負を語った。
世界13カ国に19校あるエスモードを統括するエスモードインターナショナルの仁野覚代表は、「エスモードは先進的にサステナビリティに着目しており、エスモードジャポンもファッション産業が関わる環境問題を正面から取り上げます。企業の協力を仰ぎながら、ファッションを通して社会にイノベーションを起こせる人材を育てたい」と話した。