人気美容師の中村トメ吉氏が代表を務めるヘアサロン「ゴールド(GOALD)」が、4月23日の21時からキャンプファイヤー(CAMPFIRE)でクラウドファンディングを開始した。目標金額は77万7777円と設定しているが、1日もたたずに目標金額の2倍以上の支援金が集まっている(4月24日16時の時点では222万円以上)。期限は5月15日23時59分59秒までとなっている。
「ゴールド」は新型コロナウィルス拡散防止のため4月6日から営業自粛を開始。5月7日に営業再開予定を予定しているが、状況によっては延長の可能性もあるという。そうした中で、この休業期間に何かできないかと考え、“未来へのお約束”という形で、新たなスタートを切れるようプロジェクトの実施を決めた。資金は、リターン費用、店舗維持のための費用、人件費、クラウドファンディングの手数料などへの使用を予定している。
リターンも1000〜100万円まで幅広く用意。カット券や年間フリーパス、「中村トメ吉 or 米田星慧相談所(2時間)」、企業向けの「中村トメ吉によるセミナー(4時間)」、美容師向けの「中村トメ吉によるマンツーマン技術講習(8時間)」など、業界関係者に向けも豊富だ。
今回のプロジェクトに関して中村代表は、「『ゴールド』は“美容師は世界だって変える”という理念を掲げ、美容師に絶対的な誇りを持つメンバーが在籍している。そんなメンバーと共に“人生密着型サロン”という存在意義を軸に、お客さまと徹底的に向き合うことにこだわってきた。美容師の可能性を広げ、お客さまの人生をデザインしていくことがわれわれのミッションだ。現在このような情勢の中、店は休業しているがお客さまとの関係は休業したくはない。今回のクラウドファンディングを通じて、お客さまと『ゴールド』の信頼関係の継続させていきたい。今後の喜びや豊かさを与える責任を背負わせていただけることがこれからの『ゴールド』の成長に、そして未来になる。業界に新しい価値観と基準を創り、リーディングカンパニーとして業界を背負っていこうと心から思っている。それが私たちを輝かせ、豊かにしてくれたこの職業への、この業界への恩返しだと思っているから。日頃お世話になっている方々へ、未来へのお約束をさせていただきたいというスタッフ全員の強い思いからこのプロジェクトを立ち上げた」とその思いを表明する。