ウイルスという、目に見えぬ敵と人類が戦い早数カ月。感染拡大を防ぐために不要不急の外出が制限され、1日のほとんどを自宅で過ごすようになり退屈な時間も増えたはずだ。そこで「WWDジャパン」では、ファッションを中心とした業界関係者にご協力いただき、ゆっくり過ごす際や仕事中、自宅で踊るときにおすすめしたい“STAY HOME PLAYLIST(おうち時間用プレイリスト)”の短期集中連載をスタート。いつもの音楽に飽きてしまった耳に絶えず新鮮な音楽を与えるべく、6日連続でお届けする。3日目は、東京を拠点に活動するモデルのきなりとシャラ ラジマの2人のプレイリストをご紹介。
きなり
――好きなジャンルと、最近よく聴いているアーティストおよび楽曲は?
ヒップホップとR&Bで、最近のお気に入りはルーファス・デュ・ソル(Rufus Du Sol)の「BLOOM」です。
――今回の“STAY HOME PLAYLIST”について。
家でリラックスした状態で仕事がはかどるプレイリストを考えていましたが、最終的に家にいても楽しくなる曲が多くなってしまったかもしれません……。リラックスできるけど耳の中に入ったらそのまま流れていくのではなく、心地よく印象に残るような曲をセレクトしました。私にとって、鬱屈した日々に光を届けてくれる曲ばかりで、仕事だけでなくおうち時間もはかどったらうれしいです。
――音楽を聴くこと以外に自宅ではどう過ごしている?
最近は昔から好きだった詩集を引っ張り出して、ベランダで日光浴しながら読んでいます。言葉から受け取るパワーはすごいです!写真に載っているものが特にお気に入りです。
シャラ ラジマ
――好きなジャンルと、最近よく聴いているアーティストおよび楽曲は?
テクノ、ガバ、オルタナティブロック、エレクトロニック、ポストクラシック、ノイズ、民族音楽などが好きです。プライマル・スクリーム(Primal Scream)、ケミカル・ブラザーズ(The Chemical Brothers)、スチャッケ(Schacke)、芸能山城組をよく聴きます。
――今回の“STAY HOME PLAYLIST”について。
普段テクノDJのミックステープや1曲を延々とループするような聴き方をしているので、今回も大好きなテクノからスタートするプレイリストにしています。ただテクノ続きになってしまうと、普段テクノを聴かない人には退屈に感じてしまうかもしれないので、もう少し歌モノっぽい曲をやってる好きなバンドにつなげました。私が好きなバンドは1990年代初頭のものが多く、「ヒップホップという巨大なカルチャーの反対側で、同時期にこんな音楽があったの!?」と感動した3つのバンドからセレクトしています。今の私が好きなテクノに通ずるものを感じるので、テクノから90年代UK、USのバンドの曲の流れを聴いてもらえればと思います。
――音楽を聴くこと以外に自宅ではどう過ごしている?
主に料理をしたり、大好きな漫画をたくさん読んだりしています。あとはインプットを大事にしていて、経済から哲学までジャンルを横断した知識を得るための勉強もしています。また、今後執筆の仕事ができるように文章をたくさん書きためています。