「WWDジャパン」4月20日号、「WWDビューティ」4月23日、30日合併号では、新型コロナウイルスによる感染拡大で一人、一社では立ち向かえない未曾有の状況下にある今、互いに励まし合い、知恵を共有し合おうという特集を企画した。表紙では、ファッション&ビューティ業界の皆さんにオリジナルデザインのマスクを着用した写真で参加いただいた。さまざまなデザインマスクとともに力強いメッセージをぜひ読んでほしい(URLはマスクの詳細や予約・購入先へ遷移します。完売または販売中止になっている場合もあります)。
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小泉智貴/「トモ コイズミ」デザイナー
今デザイナーとして自分にできる最大限のことは何かと考えた時に、ファッションのファンタジーを作り上げ、希望や喜びを忘れないことを表現するしかないと考えています。大変な状況を、みんなで力を合わせて乗り切りましょう!
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早園マキ/「ロウロウ」デザイナー
感染予防の為に仕方なくつけるマスク、でももしそんなマスクがファッションアイテムにまで昇華したら、その日の気分やコーディネートに合わせ、不安な日々が少しだけ楽しくなるんじゃないかと考えました。
身に付けると気分が明るくなり、ポジティブな気持ちになるのがファッションの力だと思います。マスクも服と同じ様に、楽しく自分らしく選んでください。
服とコーディネートできるように、当ブランドで定番で展開しているプリントデザインを使用し、ファッションアイテムとしてマスクをコーティネートとして楽しんでいただけるようにしています。ポリウレタン混の伸縮性の高い水着素材を使い顔にフィットする立体的なパターンを採用しました。
https://www.rourou.com/products/detail.php?product_id=4237
3/10
志鎌英明/「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス」デザイナー
自分を信じ続ければきっとできる。
このマスクは、ビンテージのMade in USAのバンダナを使用した「ミーンズワイル」とのコラボで、マスクの上から重ねて使用してください。年内には販売できると思います。
4/10
西澤知美/アーティスト
普段の化粧のように、マスクも肌の一部として捉えて、肌色に染めてみました。いつも作業で使っている防塵マスクが元の素材です。自分の選んだ仕事だから、なにが起きても覚悟していつでも生きていかなくてはならないし、新型コロナで気持ちはダークになることも多々あるけれど、いつもと変わらずに目の前にある今の時間をただやり抜くしかないと思う。
5/10
本明秀文/テクストトレーディングカンパニー社長
とにかく、元気に商売をしよう。
マスクが手に入らないので、店頭スタッフへの配布も兼ねて、水着ブランド「ガカモレ」協力の元、水着の生地を使ってマスクを作りました。今年は水着の生産のキャンセルも多くなっています。一重に海外旅行の気分どころではないのでしょう。それで水着の生地を使いました。
https://www.atmos-pink.com/
6/10
林飛鳥/「ネオンサイン」デザイナー
今はビジネスよりも、デザイナーとして社会に貢献したいという思いで、マスク専用に生地を買って250枚作りました。まずは販売員などの現場の方に届けて、感染対策への意識改革に微力ながら協力したいです。
センターの赤いラインはネオン管をイメージしたもの。2020-21年秋冬からシグネチャーアイコンとしてコレクションに付くモチーフです。
7/10
高木琢也/「OCEAN TOKYO」代表
誰かのために仕事をがんばる人、誰かのために家にいながらがんばる人、どちらも必要でどちらも必死。今できるすべてに全力を。ユーチューブだってSNSだってテレビだってなんでもいい。こんな時だからこそ思考だけはポジティブに。1日1回は笑っていきましょう。全ては明るい未来のために。
8/10
小野原誠/「モトナリオノ」デザイナー
さまざまなことの転換期かもしれない。
みんなで一丸となってこのピンチを乗り越えたい。
このマスクは、アーカイブの素材で制作しました。オリジナルのプリント素材を表に使用し、内側はブルゾンのライナーの両面キルティング素材を使用した4層構造で、耳のゴムはブルゾンなどに使用する反射糸入りのドローコードを使いました。
顧客の方からのニーズがあったので、試しに自分用に製作してみたもので、販売はしていません。
9/10
ビアンカ/「テンダー パーソン」デザイナー
コロナウイルスの影響で色々大変ですが、人の優しさ暖かさにも気付けました。
「テンダー パーソン」で過去に使用した生地と、可愛くてコレクションしていたリバティの生地を使用した布マスクを作りました。第1弾は好評につき完売しましたが、第2弾を販売中です。
https://tenderperson.fashionstore.jp
10/10
YOSHI/アーティスト
今のこの状況で俺に出来る事は何かと考えてマスクを作り始めました。高齢者の方や、持病を持っている方など本当にマスクを必要としている人達に使い捨てマスクを優先的に渡して俺らみたいな健康な若者は手作りマスクを作ってそれをつけよう!
このマスクはただ作っただけではなくメッセージも込めています。
「See you in Tokyo」
今世界中がコロナで本当に大変で毎日ネガティブな情報ばかり流れてくる毎日でですが、それを世界中のみんなで力を合わせて助けあってコロナを乗り越えて、来年の東京オリンピックで会おうという意味を込めて。
「See you in Tokyo」
「WWD JAPAN.com」はファッション&ビューティ業界を応援すべく、週刊紙の「WWDジャパン」と「WWDビューティ」に掲載した新型コロナウイルス関連ニュースを無料開放します。記事やコラムから未曾有のピンチを克服するヒントや勇気を感じ取ってくだされば幸いです。
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