旅とビーチがテーマのカルチャーマガジン「アンナ マガジン(anna magazine)」(mo-green)は、リモートワークで作った特別号“Stay Home, Stay Travel!”を4月28日に発売した。価格は500円で、電子書籍キンドルのみで販売する。
2週間で制作したという同誌のテーマは“部屋の中で楽しむ妄想旅”で、メインコンテンツは「アンナ マガジン」に参加中の旅好きのクリエイターが、自宅の部屋の中でイメージした妄想旅日記だ。屋内で自由に想像力を働かせれば世界中のどこでも旅ができると伝えることを目的に、スタイリストの梶雄太や青木千加子、写真家の赤尾正則、小尾淳介、編集者の竹村卓、料理研究家の福田淳子ら300名を超えるクリエイターが参加した。誌面ではフィクションのようなノンフィクションの旅のストーリーを30話以上紹介するほか、“妄想を刺激する本・映画・音楽”“妄想旅とインテリア”“妄想旅のおともフードレシピ”など、妄想旅を楽しむためのコラムも掲載する。参加したクリエイターからは「最高にポジティブな旅をした気分になれた!」「世界中のみんなに妄想旅をやってみてほしい」など、ポジティブな感想が寄せられている。
須藤亮「アンナ マガジン」編集長は、「zoomで会議を行い、オンラインだけで成立する企画を考えた。過去のコンテンツの再編集ではなく、新規のアイデアが基本。取材はすべてメールと電話で、編集デザインの作業もグループウエア上で完結させた。“妄想旅”は今の自分の状態がクリアになって、気持ちのデトックスにつながったと思う」と制作背景を語る。