眼鏡専門店チェーンのメガネスーパーを中核企業とするビジョナリーホールディングスは、新型コロナウイルスの影響下で不足している医療機関向けマスクの無償供与を4月下旬に開始したエムスリーに資金提供する。提供額は非公表。
無償供与するのは使い捨ての3層構造マスクで、まず約30万枚を国内医療機関に提供し、その後調達の状況に応じて追加する。
日本の医師の9割にあたる28万人以上が登録する医療従事者専門サイト「m3.com」を運営するエムスリーはビジョナリーホールディングスの筆頭株主で、昨年12月に両社は資本業務提携契約を締結し、今年2月に最先端アイケアをはじめとした高付加価値サービスの提供を目的とする新会社センスエイドを設立した。
星﨑尚彦ビジョナリーホールディングス社長は「眼鏡は生活必需品と考え、新型コロナ禍においても生活インフラとして、さまざまな感染拡大防止措置を講じながら店舗活動を継続しています。エムスリーのマスク提供活動の支援により、微力ながら日々奮闘される医療従事者の一助になれば幸いです」とコメントした。