ビューティ

「ジバンシイ」がサステナブルに本腰 環境配慮容器の新製品&リフィル発売

 「ジバンシイ(GIVENCHY)」は5月29日、「イドラ スパークリング」を刷新し、“肌の潤いの根源へのアプローチ”をテーマにした保湿スキンケアライン「イドラ リソース」を発売する。シリーズ共通の複合成分として、100%自然由来の独自成分“ビューティ・モス・コンプレックス”を取り入れた。また、全ての製品の成分は97%が自然由来となっており、肌と心、環境に優しいクリーンビューティの発想を取り入れている。が見られる。

 このクリーンビューティ発想は容器類にも反映され、サステナブルの観点からパッケージ類の素材を大幅に変更した。ジャーとボトルはリサイクル可能な素材となる、ガラスと再生可能プラスチックを採用。使用後は取り外しが可能で、より簡単にリサイクルできるようにした。そのほか、化粧箱は伐採を計画的に行う持続可能な森林の木から作られたパルプで製造。適切な森林管理を認証するFSCのバイオソースのインクを使い、過剰包装を避けるためにインナーカートンは使用せず作り上げた。

 「ジバンシイ」は今このシーズンから環境配慮容器に力を入れており、ブランドとして初めてとなるリフィル製品も、最高峰シリーズの「ソワン ノワール クレーム」2品に取り入れた。なお、 同製品の発売は発表当初は5月15日として いたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、生産ラインの停止に伴い入荷が遅れ、発売日は現在未定となっている。

 リフィルは「ブランドの格式を表現しつつ環境に配慮したデザインに仕上げた」点がポイントで、フィルムにはブランドの象徴 である“Gマーク”を取り入れるなど工夫を凝らした。容器からツイストしてからのケースを取り出し、レフィルを入れるだけという簡便さも特徴だ。

 LVMHグループは以前からサステナブル活動に注力しているが、同ブランドもクリスティン・エドマン(Christine Edman)=ジバンシィ ジャパン プレジデント&CEOがグループCSR委員会の中心メンバーに抜擢されている。今後は 「ジバンシイ」としてもリフィルの発売や環境配慮容器への変更するなどなどを行い、ラグジュアリーとサステナビリティーを両立させていく。

GIVENCHY x ビューティの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。