「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は2020-21年秋冬ウィメンズ、メンズコレクションの広告キャンペーンをチャリティープロジェクトとすることを発表した。プロジェクトを通して100万ユーロ(約1億1700万円)を、イタリアの新型コロナウイルス感染症指定病院であるローマのラッツァロ・スパランツァーニ病院に寄付する。
今回の広告キャンペーン「#ValentinoEmpathy」は、ソーシャル・ディスタンスが叫ばれる中で「ヴァレンティノ」の価値を保ち続けるため、クリエイティブ・ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)が“共感”をテーマに発案した。ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)をはじめ、南スーダン出身の若手モデル、アドゥ・アケチ(Adut Akech)やハディッド姉妹の弟、アンワル・ハディッド(Anwar Hadid)、米女優のグウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)ら20人以上のアーティストやモデルが無償で参加する。大勢のスタッフが集まって撮影するのが困難な状況のため、それぞれが暮らしている場所で20-21年秋冬コレクションのルックを着用し、困難な時期を共有する相手が“フォトグラファー”となってポートレートを撮影するという。撮影は今後実施される予定だ。