「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」と「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は、メンズとウィメンズの各ショーを9月に行うことを明らかにした。コレクションの発表方法についてはまだ計画段階にあるという。
「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のショーも2021年1月に延期される。ショーの開催地はこれまでのパリではなく、同ブランドが本社を構えるミラノのパラッツォ・オルシーニ(Palazzo Orsini)で開催される。なお、コレクションは秋冬と春夏を織り交ぜたシーズンレス形式となる。パラッツォ・オルシーニは1996年にジョルジオ・アルマーニが購入したミラノのボルゴヌオーヴォ通りに位置する17世紀の建造物で、2019年6月には「ジョルジオ アルマーニ」20年春夏メンズ・コレクションも開催した。
また6月からは、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」の顧客に向けて予約制でアトリエをオープンし、これまでのデザインを見学できる機会を設けるという。
一方でイタリア・ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)は4月6日、初のミラノ・デジタル・ファッション・ウイークを7月14〜17日に開催することを明らかにしており、そのほか各地のファッション・ウイークでも日程の延期やキャンセル、デジタル化など調整の動きが見られる。
ゲストデザイナーとして「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢を招いた「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」も、今年7月に予定していたオートクチュール・コレクションの発表を21年1月に延期する。同じく7月に52年ぶりのクチュール発表を予定していた「バレンシアガ(BALENCIAGA)」も1月への延期を示唆している。