「グッチ(GUCCI)」は韓国・ソウルの豊かな文化的景観とコンテンポラリーアートシーンをサポートすることを目的とした「No Space, Just A Place」展をソウルの大林美術館で開催中だ。会期は7月12日まで。
アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクターの“エテロトピア(他なる空間)”のコンセプトを軸に、ミリアム・ベン・サラ(Myriam Ben Salah)がキュレーションを手掛けた。
同展はオルタナティブスペースの提案をミッションに掲げており、ソウルのインディペンデント・アートスペースのAudio Visual Pavilion、Boan 1942、D/P、Hapjungjigu、White Noiseなどが参加。各アートスペースを代表するアーティストの作品を展示している。ジャンルとジェンダーの関係性の倫理的・美学的価値、環境意識の向上、自由な自己表現、エイジレスな人類学的マニフェストといった、ミケーレにとっての重要なテーマが反映された内容になっている。同展の様子はVR技術で公開され、自宅からでも楽しむことができる。