「ディオール(DIOR)」はこのほど、新型コロナウイルスの影響による外出自粛期間が続く中で家での時間を充実させるため、クチュールメゾン創業の地であるパリのモンテーニュ通り30番地からスタートする、“ぬり絵(A COLORING BOOK)”を同ブランド公式サイトで公開した。
“塗り絵”は、メゾン創設者であるムッシュ・ディオールの「素敵でささやかな偶然が、アイデアを活性化させるのです」という言葉になぞらえて制作。生い茂る熱帯植物の中に野生動物が潜むジャングルは、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が手掛けた2020年クルーズ・コレクションで用いたグラフィックで、仏の伝統的な生地“トワル ド ジュイ(Toile de Jouy)”のパターンを大胆に再解釈されたもの。
そのほか、「DIOR DISTRACTIONS」と題してオリジナルゲームやアクティビティーを用意。メゾン創設日の1946年10月8日、店舗を構えたパリ8区、ニュールックのシルエットとしての8ラインなど、ディオールのラッキーナンバーにちなんだ間違い探しゲーム「8 DIFFERENCES」や、「クリスチャン ディオール:デザイナーオブドリーム(Christian Dior:Designer of Dream)」展のキュレーターであるフローレンス・ミュラー(Florence Muller)とオリヴィエ・ガベ(Olivier Gabet)が、70年以上に及ぶテーマと時系列の創作の変遷についてたどる動画などを配信している。