「WWDビューティ」5月14日号は、欧米のビューティ市場を席巻している“クリーンビューティ”について紹介する特集です。近年のウエルネストレンドに伴い心身の健康や環境に配慮する人が増える中、化粧品においても成分へのこだわりやサステナビリティの意識が高まっています。環境と体に配慮した成分のみで作ったり、製造から販売までサステナビリティにこだわったり、動物実験を行わないなどのエシカルな取り組みを行ったりしている製品やブランドが次々と誕生しています。このような流れで生まれた“クリーンビューティ”という概念ですが、明確な定義はなく、各社が独自に解釈をして取り組んでいるというのが現状です。そのため本号では、国内外の小売り、ブランド、企業、媒体など業界のリーダーにヒアリングをするとともに、「WWDビューティ」が考えるクリーンビューティの定義を提示しました。また、クリーンビューティトレンド発信の中心になっているアメリカの市場動向、大手企業の取り組み、日本に進出しているブランドが考えるトレンドの可能性などについても取材をしました。ニュース面では新型コロナウイルスの影響で需要が高まるオンライン診療や緊急事態宣言が延長された中で営業を再開した都内のヘアサロン、外出自粛が続く中で加速するデジタルカウンセリングなどについて取り上げています。
そのほか国内外の大手企業が期待を寄せる中国市場の復調についてや、腸内環境を整えるサプリメントブランド「キンズ(KINS)」をスタートさせた元歯科医師の下川穣・代表のインタビューも必読です。巻末のパトロール面では、特集を担当した編集部員とライターがクリーンビューティの製品を実際に試したリポートや編集後記を掲載しています。
また本号で、新連載「フリーアナウンサー名越涼の爆裂!健康美容マニア道」が始まりました。フリーアナウンサーでありながらライターやセミナー講師など幅広く活躍する名越涼氏がマニアックな美容法について紹介します。かつて一日8食、ジャンクフード三昧の不健康な生活を送っていたという名越氏ですが、今は“健康・美容マニア”としてありとあらゆるニッチな健康食やインナービューティ製品を試し、リサーチしているという。記念すべき第1回は、新型コロナウイルスにも負けない体づくりにおすすめする「免疫力UPの超絶ハーブ」について紹介しています。
COVER CREDIT
PHOTO : KOUICHI IMAI