リアル店舗の商品仕入れをサポートするプラットフォーム「ポルタス(PORTUS)」を運営するパーク&ポート(東京、櫟山敦彦代表)は5月13日、アパレル小売店の在庫を査定、買取するサービス「ストックパーク(STOCK PARK)」をリリースした。店舗はフリマアプリのように商品の写真を「ストックパーク」にアップロードし、査定を依頼。その後、商品をパーク&ポートに送ることで、買取が成立する仕組みだ。買い取った商品はパーク&ポート独自の販売チャネルで在庫消化を行う。買取は商品が同社に到着次第すぐに入金する即時買取か、商品が売れてから入金する委託買取の2種類を用意。商品は1点から査定に出すことができ、上代に対して最大で60%ほどの金額での現金化が可能だという。
「⼩売りは在庫リスクを常に抱える業態だが、特に中⼩規模のアパレル⼩売店は⼤⼿に⽐べ店頭販売以外の販売⼿法に乏しく、今回の新型コロナウイルスの感染拡⼤により在庫リスクの問題が浮き彫りになった。この問題をできるだけクイックに解決できる方法を模索し、『ストックパーク』を開発した」と経緯を話す。サービスは事前検証済みで、3日間で50超の査定申し込みがあったという。「現在は買取メインだが、今後は販売サービスも開発するつもりだ。店舗がフリマアプリ感覚で1点から商品を出品できる新しいマーケットプレイスを目指していく」。