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ユニチカが中長期の経営計画を発表 サステナとグローバル事業推進で2030年度の売上高2000億円を目指す

 素材大手ユニチカの2020年3月期の業績は、売上高が前期比7.4%減の1195億円、営業利益は同32.9%減の54億円だった。そのうち衣料繊維事業は、エコロジーマテリアルであるバイオマス素材の「テラマック(TERRAMAC)」の販売は拡大したものの、スポーツ分野、ウィメンズ分野、寝装分野が低調だったのに加え、主軸のユニホーム分野の販売が伸び悩んだ。また、海外向けデニム生地の販売も減少した。この結果、繊維事業の売上高は同5.6%減の498億円、営業損失は5億8900万円(前期は1億5900万円の利益)だった。

 併せて、同社は3カ年の新中期経営計画「ジーステップ・サーティ ~ファースト(G-STEP301st)」と、30年を見据えた長期ビジョン「ジーステップ・サーティ(G-STEP30)」を発表した。新中期経営計画ではサステナビリティの新事業推進や、生産態勢や人材育成を中心とするグローバル事業展開の推進を主な骨子としている。繊維セグメントの衣料繊維も、エコや環境配慮型素材の商品開発・拡販を重点戦略として掲げた。22年度の売上高は1470億円を、30年度の売上高は2000億円を目標にしている。

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