日本ロレアルは新型コロナウイルスの蔓延により、多大な影響を受けているコミュニティーを支援するための連帯プログラムを発足する。同社のスキンケアやヘアケア製品、ハンドクリームなどの保湿製品をはじめとする製品を万単位で、順次寄贈していく予定だ。
第一弾として子育て支援や待機児童問題などの解決を目指す認定NPO法人「フローレンス」とシングルマザーの就労支援などを行うNPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」を通して、経済的に困窮している一人親世帯に日本ロレアルのヘアケア製品約2,400本を寄付した。同社はこれまで、シングルマザーの就労支援プログラム「未来への扉」を「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」と共に発足し、継続的に一人親世帯への支援を行っている。
仏・ロレアルグループも、新型コロナ感染拡大により地元フランス当局およびコミュニティ支援のため、3月に連帯プログラムを立ち上げ、手指消毒剤の製造や寄付をはじめ、さまざまな施策を展開してきた。加えて、5月12日には、新型コロナにより、社会的に脆弱な立場にいる女性および環境保護への支援を目的とした新たな連帯基金「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を創設した。困窮する女性を支援するため、ロレアルは、5000万ユーロ(約61億円)の慈善寄付基金を立ち上げ、女性を緊急支援、サポートする。