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巣ごもり名人に聞く 写真家・西村理佐は「プロジェクターで映画満喫、SNSとの距離は適切に」

 新型コロナウイルス感染拡大で4月7日に緊急事態宣言が発令され、在宅勤務や外出自粛で巣ごもりを余儀なくされている人が多い。行楽シーズンのゴールデンウイークでさえ、どこにも行かず自宅で過ごさざるを得ないという未曾有の状況だ。人に会えない、外出できない――こんなとき、どうすれば巣ごもりライフをエンジョイできるか?今回は写真家・映像作家として活動する西村理佐にその秘訣を聞いた。

WWD:外出自粛を機に買ったアイテムは?

西村:プロジェクターを買いました。自宅の三角屋根を利用して斜めに投影し、寝転がって映画観賞するのがお気に入りです。最近観た映画は「スクール・オブ・ロック」(リチャード・リンクレイター監督、2003年米)。この年代ならではのユーモアセンスが面白く、何も考えずに楽しめるんですよね。あとはカメラ関係の機材が大好きなので、おもちゃみたいなジャンク品や中古品をネットで購入して遊んでいます。運動不足解消のためにフラフープも買いました。

WWD:これをきっかけに新しく始めたことは?

西村:はじめはできる限りの友人のクリエイティブ活動に賛同し、参加していました。それから、自炊欲をかき立てるためにバジルの苗を育てたり、家にエレドラがあったのでドラムを練習したり、興味を持ったカウンセリングの資料を取り寄せたりといろんなことにトライしています。体に摂取するものへの意識も変わって、毎日豆乳を飲み、塩分・糖分を摂りすぎない料理を作るようにもなりました。

WWD:巣ごもり生活に役立つ知恵は?

西村:過剰に考え込まないことですね。特に、SNS上に溢れる情報をなんでも鵜呑みにするのはよくない。ノイローゼになっちゃいます。私はSNSと距離を保つために、使用時間を減らしました。あとは、新たにルーティンを設けるのもオススメ。毎日決まった時間に寝る/起きる、絶対に〇〇を飲むなど、単純なルーティンでも日常生活にメリハリが出るんです。

WWD:2人暮らしは苦にならない?

西村:元からそうだったので気になりません。生活に必要なほとんどのことは一緒にやっていますよ。ただ、仕事や没頭したいことがあるときに自分の時間を作るーーこの意識はより強くなったかもしれません。

WWD:コロナを乗り越えるマインドセットは?

西村:まとまった時間はそれ自体が貴重です。平凡だと思うのではなく、ポジティブに過ごすことが一番だと思います。

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