米百貨店ニーマン・マーカスやバーグドルフ・グッドマンを運営するニーマン・マーカス グループ(以下、NMG)が経営破綻した。アパレルブランドや小売店の大半は新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされ、業績が急激に悪化しているが、創業113年の老舗高級百貨店の破綻は米国内外に大きなショックを与えた。NMGが破産を申請するに至った経緯や、今後の展望について一問一答形式で解説する。(この記事はWWDジャパン2020年5月18日号からの抜粋です)
1.NMGはいつ破産を申請した?
同社は5月7日に、本拠地であるテキサス州の破産裁判所に日本の民事再生法に当たる米連邦破産法第11条の適用を申請した。その際、同社は債権者の過半数との合意のもとで6億7500万ドル(約715億円)のDIP融資(倒産手続きに入っている企業に対するつなぎ融資)を確保している。
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