日本発の吸水型パンツ専門ブランド「ピリオド(PERIOD.)」は5月20日、公式ECサイトをオープンした。
寺尾彩加・代表による「ピリオド」は、通常の下着としてのはき心地を備えつつ、吸水体部分が女性の経血やおりものによる不快感を軽減する吸水型パンツを提案する。生理がいつ始まるかわからず、生理用ナプキンをつけるか迷う時期やおりものが増える時期に、同アイテム1枚で快適に過ごすことができる。
吸水部分は4層構造になっており、表面には肌触りのよい生地を用いて濡れても蒸れにくい工夫を凝らした。内側の層には吸収体と、その上には水分の移行をスムーズにし、肌と吸収体の間に空間を作るメッシュ層と、下には防水布を挟んで漏れを防ぐ仕組みになっている。また、ヒップやクロッチの部分をミリ単位で調整し、日本人の体形に合わせたフィット感にもこだわった。
現在公式ECサイトでは、シンプルではき心地のよさを追求したスポーツタイプ(4000円)と、腰回りにレースを施してヒップ全体をカバーするヒップハガータイプ(4500円)の2型を販売している。
同社は19年10月に創業し、オリジナルブランド「ピリオド」をスタートさせた。きっかけは、クリエイティブコンサルタントとして女性商材の動画プランニングの仕事をしていた寺尾代表が海外の吸水パンツを友人らに広めるために個人輸入を開始し、その反響の大きさから「より日本人に合った、自分が毎日履きたくなるパンツを作りたいと思った」ことから、今回の自社製品の開発に至った。
寺尾代表自身の創業経験から「ピリオド」は、“自分を制限する壁は自分の中にある。当たり前を変えれば世界も変わる”というブランドメッセージを発信していく。今後は生理の日もそうでない日もはけるショーツの開発を視野に、商品ラインアップを充実させていく予定だ。