ビジネス

三陽商会が自社工場生産の布マスクをECで販売 立体裁断で快適な着用感

 三陽商会は、自社工場で生産した布製マスクの販売を自社EC「サンヨー・アイストア(SANYO ISTORE)」で5月29日に開始する。

 生産工場は福島県にある同社の自社工場「サンヨー・インダストリー」と青森県の「サンヨー・ソーイング」。マスクは立体裁断により人の顔の形に沿うように成型し、アジャスターで紐の長さを調整可能にしたことでフィット感を高めた。洗って繰り返し使用可能。価格は2枚セットで1700円。1000セット限定販売となる。

 また6月中旬には第2弾として、表地に洋服の生地を使ったデザイン性の高いバージョンも発売予定。裏地には抗菌ダブルガーゼを使用し、機能性も担保する。20種類以上のバリエーションを用意し、1枚900円で数量限定販売する。

 売上金の一部は新型コロナウイルスの影響で困窮に苦しむ家庭支援などを目的に、NPO法人などへ寄付する。

 そのほかの大手アパレルも、すでに自社の生産設備を活用した医療器具の製造を始めている。ワールドは国内とタイの工場でマスク40万を生産、個人向けに販売しているほか、医療用ガウンを行政や自治体に提供している。TSIホールディングスも9月までに、医療用ガウン100万着の生産を目指すことを発表している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。