外出自粛という異例の春に欠かせない、マスク越しメイクのポイントは?子どもも旦那もステイホーム中、自宅でセルフボディーケアにも気合を入れる、ママ2人が本音で語ります。
外出=マスク姿が定着した今春の注目ポイントは、なんといってもマスク越しに見える一部メイク。そして自宅でのセルフボディーケアも忘れてはならないけれど、気持ちに余裕がないのも否めない。旦那さんの在宅勤務に加え、子どもの休園・休校で今まで以上に自分の時間がない中で、それぞれの春を迎え入れるママたちのビューティ近況をお知らせします。今回はお互いが自宅で、子どもが近くにいてとてもにぎやかな雰囲気で初めてのリモート対談を実現。
ステイホーム中はコンビニコスメにネットショッピング
野島一美(以下、ひとみ):一斉休校から2カ月以上、毎日どう過ごしてる?
髙田翔子(以下、しょうこ):夫も在宅勤務になって、息子の保育園も登園自粛中だから24時間家族とべったり。家族が起きる前に、毎朝ウオーキングがてら空いている近所のスーパーやコンビニに行くときだけが唯一ひとりの時間。
ひとみ:そうなるよね。家の中で妻、母に加えて先生という役割が増えて、年齢別の子どもと一日中接するのがキツい(涙)。
しょうこ:子ども1人でも大変なのに、3人いるって単純に3倍ではないんだろうな。買い物はどうしてる?
ひとみ:食品以外はネットショッピングに頼ることが増えたかな。
しょうこ:検索したりカタログ見るのってウキウキしない?
ひとみ:そうなの!「エヌ オーガニック(N ORGANIC)」の7日間トライアルキットもその一つ。
しょうこ:念願の!香りのイメージが強いけどどう?
ひとみ:学校もなかったりしてメリハリをつけにくい生活続きで、柑橘系の香りに毎朝癒やされた。アロマ効果と無添加にこだわってるからか刺激が強くなくて、べたべたしないのも好印象。
しょうこ:なかなか買い物に行けないから、久しぶりにコンビニコスメをチェックしたらけっこう使えるアイテムが増えていたの。例えばファミリーマートの「カネボウメディア(KANEBO MEDIA)」の口紅。ファミマ限定の「チューリップレッド」は春らしいカラーで顔色もぱっと明るくなるの。ローソン限定の資生堂の「インテグレート(INTEGRATE)」のミニサイズマスカラも使いやすいサイズで優秀だった。
ひとみ:コンビニコスメにも限定品があるんだね。
しょうこ:ファミリーマートでは「ちふれ(CHIFURE)」の「ウォッシャブル コールド クリーム」も購入。600円台でマッサージにも毛穴汚れオフにも使えるこれが、コンビニにあると助かる。「ちふれ」はドラッグストアにあるのと同じサイズのスキンケアが置いてあるのがうれしい。
ひとみ:お値段も手ごろだし、実物を見て買えるのはいいね。
しょうこ:子どもと毎日ヤクルトを飲んでいるんだけど、そういえばスキンケアもあったなあとアマゾン(Amazon)で購入した「ヤクルト(YAKULT BEAUTIENS)」乳酸菌シリーズの「ラクトデュウ」のスキンケアは保湿力が高くて、使い始めてから肌の調子がすごくいい。
ひとみ:乳酸菌なら間違いなさそう。マスクをしながらコンビニでこれいい、とか思いながら試してるんだね(笑)
しょうこ:そう!しかも、マスクの下はすっぴん!あ、目元ケアには「エンビロン(ENVIRON)」の美容液を。エイジングケア専用の「アヴァンスDFP312セラム」はべたつかないのにハリと艶が出るの。
ひとみ:私は、乾燥しやすい目元にも「エヌ オーガニック(N ORGANIC)」が活躍!
いまだから試せる、目元も手元も初めての色使い
ひとみ:朝の幼稚園送りではすっぴんにマスクは定番で、たまに目元だけのメイクをしてたけど、いまは常にアイメイク勝負。
しょうこ:ウオーキング中は私もノーメイクだけど、午後子どもとお散歩するときは日焼け止め下地とパウダーの組み合わせが多いな。下地は「デュウ(DEW)」のスペリアプレベースコンセントレートを使ってマスク下の乾燥を防いでる。今もマスクをしてるときはアイメイクだけ?
ひとみ:マスクをしても目尻や頬骨の高い位置とかが見えるから、シミ消しと日焼け予防を兼ねて「ケシミンクリーム」を塗ってる。アイメイクは、マルチアイシャドウで余らせる色をあえて使って、普段つけない色を試して遊んでる。マスカラはウオータープルーフの方が、マスク越しでは目元が強調される気がする。
しょうこ:つい同じ色ばかり使いがちだけど、家にいる時間が長いとなにかと冒険ができるよね。普段ははげても目立たないカラーのネイルを選んでたけど、今はコンビニやドラッグストアで買ったペパーミントグリーンやラベンダー色も挑戦しやすい。今日はセブン−イレブンで売ってる「パラドゥ(PARADO)」のミニネイル(PL06)だよ。300円ながら発色がきれいで今欲しい色がそろっている。ひとみさんいつもきれいにネイルしてるよね。
ひとみ:毎回娘を連れてネイリストのママ友宅に通ってるの。
しょうこ:子連れ可はありがたいね。私なんて机にネイルを置いて、仕事の合間にパソコンを打ちながら乾かしてるし。
ひとみ:2月以来ネイルに行けてなくて、だから何年振りかな、やむなくセルフネイルに挑戦。「RMK」(EX34ターコイズ)でペディキュア。そしたら娘が「私もやりたい!」とうるさいから選ばせたら「シャネル(CHANEL)」の「ヴェルニ179」がお気に入りに!
しょうこ:2歳にして目が肥えてる!
ひとみ:どこで覚えたのか、ピンク色のマジックペンを爪に塗ったり、パパに剥がしてもらった小さいシールを爪に貼って遊ぶことがあって。マニキュアだとすぐには動けないから、その間歌ったり、誕生日ケーキのろうそくを吹くみたいに、爪にフーフーとか気をそらしながらなんとか完成!
しょうこ:なるほど、共同作業にすればおしゃれがしやすい!
ひとみ:現実は、次男(小4)の図工の宿題をしている横で娘とネイル。窓を開けてたから、マニキュア独特の匂いと新聞紙をびりびり破る音に加えて、音楽の課題にもなってる「パフ」をリコーダーで吹き出すもんだから、ご近所さんにしたら迷惑なわが家の共同作業だったと思われてると思う。
しょうこ:宿題も済んで、爪がきれいになったから文句なし!この前息子がたまたまテレビで「ネイリスト直伝、上手なネイルの塗り方~」を見てたせいか、「ママ、マニキュア塗った?やり方わかる?」って聞いてくるの。
ひとみ:ママのおしゃれに気遣う男子、将来モテルわ。
しょうこ:そうなってくれたらいいんだけど。
ひとみ:手元って年齢がもろに出るよね。週1回、子どもの小学校に宿題を取りに行ってるの。基本下駄箱でのやり取りなのに、先週あることでその場にいた先生に質問をしたら、自分のはげた爪と疲れた手元を見られたのがものすごく恥ずかしかった。
しょうこ:もしやイケメン教師?
ひとみ:残念!若い女性教諭。先生の手と自分のを比較したわけじゃないんだけど、あらためてハンドケアを怠ってたと反省。
しょうこ:手洗いや除菌ジェルをつける機会がぐっと増えて手が乾燥しやすくなってるしね。
ひとみ:それもありそう。毎晩寝る前はしっとり染み込む「ジュリーク(JURLIQUE)」、日中は「フロレナ(FLORENA)」のオリーブハンドクリームとでしっかり塗り込んでる。これね、ビーガンなの。
しょうこ:食事じゃなくて、コスメのビーガンね。まだあまり聞きなれないような気がする。
ひとみ:海外に住む友達が多いからつい影響されやすくて(笑)。
しょうこ:私は洗濯物を干すときや自転車に乗るときは「トワニー(TWANY)」のリフレッシュアロマハンドクリームが欠かせない。SPF32だから手元のうっかり日焼けが防げるの。
ひとみ:手洗い30秒とは言わないまでも、子どもはちゃんとやってくれる?
しょうこ:ハッピーバースデー×2に近づけるようには心掛けてる。
ひとみ:心掛け大事!うちの娘は肘までたっぷり泡ソープをつけて洗うから、私のほうが手洗い時間が短かかったりする。
しょうこ:そのうち、しっかり洗いなさいって娘に叱られたりして!
ボディーケアはセルフマッサージが必須
しょうこ:近所にゴッドハンドな整体サロンがあって、肩や首のこりがひどいから通ってたけど今は休業中。行きたいけど行けない。頭皮も乾燥しやすくて、地肌用のオイルでマッサージをしてるけど、家でできるマッサージ知らない?
ひとみ:ひたすら頭皮マッサージをしてる。親指以外の4本の指の第二関節を曲げてぐりぐりと押すのと、指2本で頭皮を摘まむ2パターン。ものすごく痛いけど、マッサージをすることで眼球が見開くっていうのかな(カメラ越しに実践してみせる)眼球が大きくなった感じがして、目元がすっきりするの。
しょうこ:前に美顔整体に行ったって聞いたような。
ひとみ:気になるエラ張りと小顔を目指して行ったら、口と顎のあたりをぐりぐりされることで頭痛が軽減したような気が!偏頭痛歴30年以上なので意外な結果に。あげ顔目当てで行ったら、一石二鳥ってこのことね。わずか15分で大満足!今は行けないけどね。
しょうこ:私はセルフの白髪染めにチャレンジ。一度始めると一生??って続けるかどうか迷って、カラーリングをやめて黒髪に戻そうかと思ってたとき見つけたのは花王の「リライズ(RERISE)」。お風呂でできるカラートリートメントやホームカラーリングもたくさん出ているけれど、悩みはお風呂が汚れることなんだよね。
ひとみ:思いもよらぬ場所に飛び散って、気づいたときには時間が経って落ちないことも。
しょうこ:「リライズ」は薄い褐色のクリームで色はつくけど他の製品に比べて汚れづらい感じ。家でケアするのには便利だな。黒髪メラニンの素で染めるという発想のカラー剤で、放置時間が短めなのも育児中の身に助かる。
ひとみ:自宅でできるケアって結構あるよね。つい楽な方を選びがちだったけど。
しょうこ:外に出られないし、考えざるを得ないよね。今はいろんな意味でそういう時間を与えられてる。
ひとみ:息子たちのサッカーやライフセービングコーチがしきりにユーチューブとかでトレーニング動画をアップしてくれるから、親子で見ながらゆる~く体を動かしてるよ。
しょうこ:うちの夫は息子を負荷にして筋トレしてる。
ひとみ:パワーあるね!うちの夫は18時の定時過ぎてから息子たちとの運動会が日課。
しょうこ:運動会とは?!
ひとみ:縄跳び、サッカーボールでトレーニング、家から小学校までの往復を歩いたり、走ったり。男同士だから全て点数制。雨の日でも毎日1時間はやってる。
しょうこ:18時にお父さんが家にいるのは、この生活ならではの醍醐味ね。
ひとみ:ちなみに、私は縄跳びが得意なの。軽いストレッチを含めて30分は跳ぶようにしていて、巣ごもり生活にはいい運動になるし、全身スリムアップも狙ってる。娘がいるから他の競技には参加できないけど、いまだに一種目のみ首位キープ中!
しょうこ:それはすごい!今度会ったら頭ぐりぐりのマッサージやってほしいな。
ひとみ:覚悟してね、美には痛みが伴う!
しょうこ:はい!次回は外で会えますように!
髙田翔子(たかだしょうこ):1982年東京都東村山市生まれ。大学卒業後、ビジネス・実用書出版社勤務を経てフリーライターに。主に女性誌、書籍、WEBでインタビュー、読み物記事などを執筆。肌年齢だけは20代の診断。旅と読書とお酒が好き。電車好き1男の母
野島一美(のじまひとみ):1976年東京都杉並区生まれ。幼少期を香港、NYで過ごす。大学卒業後はテレビ制作会社で報道映像資料編集等に携わった後、東京大学生産技術研究所で教授秘書に。結婚後はフリーのライターとして雑誌VERY(光文社)で育児・早期教育について等執筆。和太鼓にはまる2男1女の母