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東洋紡がエアバッグ用基布を活用した防護服を共同開発 医療機関へ無償提供

 東洋紡は、新型コロナウイルス感染症の対応にあたる医療現場で不足している防護服を、愛知県の豊田合成や中国の華利達服装集団有限公司などと共同開発し、豊田合成を通じて200着を愛知県の名古屋大学医学部附属病院などの医療機関に無償提供した。

 生地は東洋紡が生産する自動車のエアバッグ用基布を使用し、シリコーンコーティングを施しているため空気を通さず、洗って繰り返し使うこともできる。同社は、この防護服を6月初旬に北里大学メディカルセンター(埼玉県北本市)と神戸市立医療センター中央市民病院にも50着ずつ提供する予定だ。

 なお、エアバッグ事業総括部は、4月の組織改正によりエンプラ事業総括部と統合され、モビリティソリューション本部として事業を強化している。

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