スワロフスキー(SWAROVSKI)は5月19日、ファッションエディターなどで活動するジョバンナ・バッタリア・エンゲルバート(Giovanna Battaglia Engelbert)氏を新クリエイティブ・ディレクターに任命した。
同社は今回初めて全社的なクリエイティブ・ディレクターを設け、部署の垣根を超えた事業再編に取り組む。エンゲルバート氏は今後、会社全体のクリエイティブな方向性を監督し、全部門の製品構成を再考していく。同氏による初のコレクションは2021年春夏を予定している。
エンゲルバート氏は1979年イタリア・ミラノ生まれ。ファッションエディターやコンサルタント、ラグジュアリーブランドのクリエイティブ・ディレクターとして活躍。16年からは「スワロフスキー」のBtoB部門においてブランディングやデザイン、コンテンツのキュレーションを担当してきた。同氏はおしゃれエディターとしてたびたびスナップに登場する人物だ。
同氏は「スワロフスキーは何十年もの間、ファッション、デザイン、エンターテインメントの世界、そしてクリエイティブ業界全体に光を当ててきた。私は、スワロフスキーのような文化的背景を持つブランドのクリエイティブ面をリードしていけることにわくわくしている」とコメントした。
さらにロバート・ブッフバウアー(Robert Buchbauer)=スワロフスキー社最高経営責任者は「スワロフスキーは現在、新しいビジョンと成長戦略に沿って事業を再編成している。私たちの125年の歴史は、自らを変革して新たにする力があることの証しだ。ジョバンナのような素晴らしくクリエイティブな精神を持つ、強い女性のリーダーを迎えることができてうれしい。新たな成功を成し遂げる重要な鍵となるだろう」と語った。